日々、感じたこと、体験したこと、趣味のことなど記していきます。
〈目 次〉
001・自己紹介
002・御巣鷹山
003・政権交代
004・マラソン その壱
005・マラソンの女神が微笑んだ?
006・新年に思う
007・双葉の前に双葉無し
008・4度目のフル
003 政権交代
 今回の衆議院選は歴史的と言われるであろう民主党の大勝利により、政権交代が現実のものとなった。
 さあ、これで景気が良くなり、万々歳といきたいところだが、はたしてそうなる可能性はどれだけあるのだろう。

 バブル崩壊以来約20年、本当に我々はよく我慢してきた。臥薪嘗胆という言葉があるが、一体あとどれくらいの我慢が必要なのか見当もつかないが、もうそろそろ限界だよということで、民主党への期待というよりも自民党へのいい加減にしろと言う怒りが渦巻いた結果とも言えるかもしれない。
 この10年間、毎年3万人以上の自殺者が出ているにも関わらず、さしたる策もない。30万人といったら、広島・長崎の原爆に匹敵する数ですよ。わが街飯能市の人口は約83,000人だから、3年弱で「そして誰もいなくなった」というすごい人数なのである。

 民主党は今回官僚たちを悪者にして、格差社会を是正するため、子ども手当や年金問題へメスを入れることを公約に、誰もが驚く大差をもって政権交代の命を受けた。
 はたして、ある意味平和な時代においては保身に陥りやすいとはいえ、今や保身のためならその秀でた能力をいかんなく発揮する頭脳優秀な官僚たちに本気の大鉈が振るえるのかな。やるなら国民の負託という錦の御旗をかざして、徹底的にやってほしいのだが…。

 今回の自民党の敗戦にはさまざまな理由があると思うけど、僕が思う一番の理由は、自民党が結党以来掲げた目的を達成できなかったことが遠因にあると思う。すなわち憲法改正を、とうとうと言うべきか、やっぱりと言うべきか、ただの一文字も変えることが出来なかったってことじゃないかな。なんのかんのと言ってもこの憲法改正の旗印の下に、当時の自由党と民主党が一つになって出来た党のはず。
 本来の目的よりも、目先の経済一辺倒に走ってきた戦後日本の舵取りは、東京オリンピック・大阪万博の頃までは良かったのかもしれないけれど、その後、安定した社会になるととたんに私利私欲や事なかれ主義が台頭し始め、それまでの苦労を吹き飛ばすくらいに誰もが浮かれ、金儲けが一番大事なことのように思えてきて、我先にと小さな悪事を重ねに重ね、今の社会が出来上がった。

 かつて日露戦争に勝利した後、凱旋パレードを行った際に、東郷平八郎はいみじくも言った「勝って兜の緒を締めよ」。しかし、それまで日清戦争より約10年の間、塗炭の苦しみを耐え、まさに当時流行した言葉である“臥薪嘗胆”し続けた国民にはとうとう通じることもなく、その後完成された年功序列の仕組みによって、適材適所よりも順番制が一番の社会が出来上がっていく。
 それはそれで平時には良い面もたくさんあるけれど、非常時には百害あって一利無し。今の日本は間違いなく非常時だと思う(なんせ百年に一度の経済危機とやらなんだから…。)けど、本当の意味での再生は何とも心もとない。でも民主党の子ども手当に期待してしまうのも背に腹は代えられぬ身の上の悲しさか。

 とにかくイチローや石川遼君のすばらしい活躍に同じ日本人としてこの上ない喜びを感じ、僕も少し勇気が湧いてきたのである。何があってももうしばらくは頑張るためのコアの部分の力をつけておかねばなるまい。